三島由紀夫は、「作品は、模倣の頂点」といったそうです。
作品って、個性とかオリジナリティが具象化したものなのに、
人の真似がいっぱい! …これって、パラドックスです。笑。
でも、納得できます。
私の勤めている会社でも、すすめています。
マニュアルがあると、「できる」のが当たり前になります。
そうすると、「教えられる」ことが求められたり、
マニュアル以上のことが賞賛されるようになったりしてきます。
例えば、接客だと、
あなたなりのホスピタリティとか、
お客様一人ひとりのソリューションにあわせた提案など…
それって、
個性とか、クリエイティビティが求められるってことだと思うんです。
さて、個性を磨くには何が必要か。
それは「真似っこ」だと思います。
「真似る」≠「教わる」
「真似る」≒「盗む」
「真似る」= なりきる!
私は迷ったとき、自分の目標とするひとの真似っこします。
「○○さんだったら、どうするだろう」と考えます。
そうすると、アイディアが浮かんだり自分では決断しきれなかったことも
決意できたりします。
以前、聞いたラジオで、鈴木敏夫さんがいっていました。
「最初は誰ひとり、トトロを描けなかった。
一流のアニメーターたちが、宮崎駿になりきれなかった。」
意識しなくてもおのずと、自分はでてきてしまうもの。
だとすれば、自分を押し殺してみるのも良い経験なのだと思いました。
自分という枠がはずれると、
自分の知らない世界の景色に出逢えます。
そして、また自分に戻ってくると… 少し成長できたような気がします。
key words; creativity
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