2013年10月19日土曜日

模倣の頂点

三島由紀夫は、「作品は、模倣の頂点」といったそうです。

作品って、個性とかオリジナリティが具象化したものなのに、
人の真似がいっぱい! …これって、パラドックスです。笑。
でも、納得できます。


業務の簡略化、マニュアル化…
私の勤めている会社でも、すすめています。

マニュアルがあると、「できる」のが当たり前になります。
そうすると、「教えられる」ことが求められたり、
マニュアル以上のことが賞賛されるようになったりしてきます。
例えば、接客だと、
あなたなりのホスピタリティとか、
お客様一人ひとりのソリューションにあわせた提案など…

それって、
個性とか、クリエイティビティが求められるってことだと思うんです。



さて、個性を磨くには何が必要か。

それは「真似っこ」だと思います。

「真似る」≠「教わる」
「真似る」≒「盗む」

「真似る」= なりきる!


私は迷ったとき、自分の目標とするひとの真似っこします。
「○○さんだったら、どうするだろう」と考えます。
そうすると、アイディアが浮かんだり自分では決断しきれなかったことも
決意できたりします。


以前、聞いたラジオで、鈴木敏夫さんがいっていました。
「最初は誰ひとり、トトロを描けなかった。
 一流のアニメーターたちが、宮崎駿になりきれなかった。」

意識しなくてもおのずと、自分はでてきてしまうもの。
だとすれば、自分を押し殺してみるのも良い経験なのだと思いました。



自分という枠がはずれると、
自分の知らない世界の景色に出逢えます。
そして、また自分に戻ってくると… 少し成長できたような気がします。









key words; creativity


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